はじめに:「体力」だけが疲れるわけじゃない
毎日頑張って働いているはずなのに、
なぜか「疲れが抜けない」「週末も回復しない」。
そんなふうに感じることはありませんか?
特に、残業が続いている時期に、こんなサインが出ていませんか?
- 朝起きるのがつらい
- ごはんの味がしない
- 人と話すのもおっくう
- 自分だけ時間に追われている気がする
もし1つでも当てはまったら、それは**“心の疲れ”**かもしれません。
💡 残業が心を疲れさせるメカニズム
残業と聞くと、まず思い浮かぶのは肉体的な疲労。
でも本当に厄介なのは、見えない“心の余裕”のほうなんです。
⏳1.「終わらない感」がストレスになる
残業が続くと、
「今日はこれで終わり!」という区切りの時間がなくなります。
人は“終わり”があるからこそ、気を緩めたり、達成感を得たりできます。
それがなくなると、
まるで毎日がずっと“仕事モード”。
心が切り替わらず、休める瞬間がこないのです。
📉2.「自分の時間」が奪われる
仕事が長引くと、
帰ってからやりたかったこと――
・好きなドラマを見る
・ゆっくりお風呂に入る
・ちょっと運動する
そんな時間が削られます。
“仕事に追われるだけの毎日”になると、
自分を大事にする時間がなくなり、心がすり減っていきます。
😶🌫️3. コミュニケーションもおっくうに
こんなふうに思ったこと、ありませんか?
- 「人と話すのがしんどい」
- 「LINE返すのも面倒…」
- 「話しかけられるのがイヤ」
それ、心のエネルギーが枯れているサインです。
「人と話す」「気をつかう」には、思っている以上に“心のスタミナ”が必要。
残業で心がすり減ると、自然とコミュニケーションが億劫になります。
💤「寝ても疲れがとれない」の正体
「昨日は7時間寝たのに…」
「ぐっすり寝たはずなのに、朝からダルい」
それは、心が休まっていない状態です。
☁️ 心が緊張したままだと、質の良い睡眠はとれない
・明日の仕事のことが気になる
・誰かに言われた一言を引きずってる
・うまくいってないことを考えてる
こうした“脳内のストレス回路”がずっとONのままだと、
睡眠中も心がリラックスできません。
☕ 睡眠不足だけじゃない「心の休息不足」
つまり、「休んでいるつもり」になっているだけの状態。
体は横になっているけれど、脳も心も活動中――そんな夜を続けていれば、
朝になっても「また疲れたまま」が始まるのです。
🔄 心の休息をとる方法
じゃあ、どうすれば「心」を休ませられるのか?
コツは、小さな切り替えを“意識的に”つくることです。
🌿1. 帰宅後の「自分儀式」をつくる
- 帰ったらすぐにお風呂に入る
- お気に入りのハーブティーを飲む
- スマホを20分だけ見ない時間を作る
「ここからは自分の時間」と脳にインプットさせることで、
“戦闘モード”から“安心モード”への切り替えができます。
📴2. SNSやニュースを見すぎない
情報が多すぎると、
脳が“興奮モード”から抜け出せません。
夜はなるべく、
・照明を暗めに
・音楽を静かなものに
・画面を遠ざけて
“静かな時間”を意識的につくってみてください。
🧘♂️3. ながらストレッチで“強制リセット”
心と体はつながっています。
体がリラックスすれば、心も自然とゆるみます。
おすすめは👇
ストレッチ名 | 方法 | ポイント |
---|---|---|
肩回し | 背中で手を組んでぐーっと胸を開く | 呼吸を止めずにゆっくり |
首の横伸ばし | 片手で反対の耳を引っ張って首を横に倒す | 反動をつけない |
深呼吸 | 4秒吸って、6秒かけて吐く | 吐く時間を長くすることで副交感神経が優位に |
🌙 ちゃんと帰れるだけで、救われる日もある
「ただ家に帰って、座ってご飯食べられた」
そんな当たり前のことが、すごく救いになる日ってありませんか?
それってきっと、
“心の余白”を取り戻せたから。
残業や忙しさが続いているあなたへ。
無理せず、今日こそ「自分の時間」に帰ってみてください。
📝 おわりに
「疲れがとれない…」と感じたら、
まずは“心が休めているか”を見直してみましょう。
あなたの心が少しでもほっとできる時間が、
明日の元気を支えてくれます。
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