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筋力が、1年でどれだけ減るか知っていますか?40代から始める“貯筋”リハ習慣について


「あれ、こんなに階段キツかったっけ?」

最近、ちょっとした段差でつまずく。

駅の階段で息が切れる。

買い物袋を持って歩くだけで腕がだるくなる——

そんな「小さな変化」、見逃していませんか?

実はこの違和感、筋力の低下が始まっているサインかもしれません。

何もしないと、私たちの筋肉は1年で約1〜3%ずつ減っていくと言われています。

特に40代以降は「老化」のスピードが本格化し、気づいた時には“歩けない”状態に近づいていたなんてことも珍しくありません。

でも大丈夫。

今からでも、筋力は取り戻せます。

しかも、激しい運動やハードなトレーニングは必要ありません。

“ときどき”のリハビリで、じわじわと**「貯筋」**していくことが大切なんです。

「筋力は1年でどれだけ減るのか?」

まず知っておきたいのは、筋肉は“勝手に減っていく”という事実。

私たちの筋肉量は、20代をピークに少しずつ減っていきます

とくに**太もも・お尻・体幹の筋肉(抗重力筋)**は、生活の中で意識しないとあっという間に落ちていきます。

▶︎ 研究データから見る筋力低下のスピード

  • 40代から60代の間に、年間1〜3%の筋肉量が減少(特に下肢)
  • 70歳を過ぎると、年間3〜5%という加速度的な減少も
  • 寝たきりや入院での安静状態では、1週間で最大10%の筋力低下も

つまり、何もしなければ10年で最大30%以上の筋肉を失う可能性があるということ。

そして怖いのは、筋力は「一気に減る」わけではなく、じわじわと減っていくため、自分では気づきにくいことです。

「筋力が減る」とどうなる?

筋肉が減ると、単に「見た目がたるむ」だけではありません。

✅ 体のバランスが崩れる

→ 転びやすくなり、骨折のリスクが増加

✅ 代謝が下がる

→ 太りやすくなり、生活習慣病のリスク増

✅ 疲れやすくなる

→ 活動量が減る→さらに筋力が落ちる、という悪循環

✅ 骨や関節に負担がかかる

→ 膝痛や腰痛の原因に

“まだ動けるから大丈夫”と思っていても、筋力の低下は“ある日突然”症状として現れることが多いのです。

「貯筋」とは?今すぐ始めたい理由

「貯筋」とはその名のとおり、将来のために筋肉を貯めておくという考え方

私たちは、若いうちにお金を貯めるように、筋肉もコツコツ貯めておく必要があるんです。

特に40代は、“筋肉の減少スピード”が速くなる手前のターニングポイント。

ここで意識的に体を動かす習慣を持てるかどうかが、10年後の健康を左右します。

今日からできる!40代からの“貯筋”リハ習慣

「でも、ジムに通う時間もないし…」

「筋トレってキツそう…」

そう思ったあなたにこそ、やってほしい。

理学療法士の視点でおすすめする“かんたん貯筋メニューをご紹介します。👇

🏠 自宅でできる!基本リハ

  1. ながらスクワット(1日5回×3セット)
  2. テレビを見ながら、歯磨きしながら。
  3. お尻を軽く引いて、ゆっくり上下するだけ。
  4. → 太もも・お尻の大きな筋肉を効率よく刺激!
  5. 片足立ち(左右30秒ずつ×2セット)
  6. 朝の着替えや、料理中に。
  7. 床につかずに片足をあげるだけ。
  8. → バランス能力+体幹の筋力がUP!
  9. 階段を1段飛ばしで昇る(週3日)
  10. エスカレーターはあえて使わない。
  11. 1段飛ばしは、お尻と太ももへの刺激◎!

📅 習慣にするコツ

  • 朝起きたら「スクワット1回」をルールに
  • カレンダーに「今日の貯筋メモ」をつける
  • SNSや家族と成果をシェアする(モチベUP!)

運動は「量より“継続”」。

3日坊主でも、5回繰り返せば“15日分”の運動になります。

「サルコペニア」や「フレイル」予防にも

40代〜50代での筋力低下を防ぐことは、将来の寝たきりや介護予防にも直結します。

  • サルコペニア:筋肉の量・質が低下し、日常生活が困難に
  • フレイル:体重減少・疲れやすさ・筋力低下が連鎖的に起こる状態

どちらも初期段階では「年齢のせいかな?」と見過ごされやすい。

でも、40代から“ちょこっと”動くだけで、大きく差がつくんです。

「もう遅い」はない。“いま”が一番若い日

筋肉は、年齢を問わず“使えば”必ず応えてくれます。

40代でも、50代でも、

正しく負荷をかければ筋繊維は太くなるんです。

大事なのは、「完璧」を目指すことではなく、

「昨日よりちょっと体を動かした」その積み重ね。

最後に:未来の自分に“貯筋”というプレゼントを

「老後に不安を感じる」

「まだまだ元気でいたい」

「家族と旅行したい」

——そう願うなら、いま筋肉を貯めておくことは、最高の投資になります。

スマホを見る時間の3分だけ、

スクワットをしてみませんか?

筋肉は裏切りません。

あなたが動けば、ちゃんと戻ってきます。

ときどき、リハ。それが、未来の自分を守る第一歩。

🔖 参考文献・データ

  • 日本サルコペニア・フレイル学会ガイドライン(2020)
  • Janssen et al., “Skeletal muscle mass and distribution in 468 men and women aged 18–88 yr.” (2000)
  • 齋藤ら「筋肉量と加齢の関係に関する横断研究」J-Stage, 2015
  • 厚生労働省「健康日本21」報告書

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